
両親を手放し、自立を目指す中で、
自分の両親への愛に気づいたり、「ありがとう」も言えるようになった。
でも、「もっといい親が良かった」という期待や欲が、まだ手放せずにいます。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコです。
期待や欲も、いったん認めてあげると、手放しやすくなります。
それから、「なぜ手放すのか」という、手放した先のビジョンも意識できると良いかもしれません。
◆ご相談:「両親、特に母の“手放し”が難航しています」
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。
両親、特に母の“手放し”が難航しています
お恨み帳を書いたり、根本先生の手放し本を拝読したりして、両親にありがとうがちゃんと言えるようになりました。
両親を赤の他人、近所のおじさんおばさんと思って接するようにしたり、美味しいものや日用品で便利なものをプレゼントしたり、私は実家住みなのでお金を入れるのですが余裕がある時は多めに入れたりと、自分なりに手放し、自立を目指してやってみています。
お恨み帳の過程で「私は本当は両親が大好きで、仲良くしたかったんだ」と知り、おそらくとてもファザコン、マザコンです。最初は気持ち悪くて仕方なかったですが、今ではしっくりくると言うか、受け入れられています。しかし、困ったことに、父や母にイライラすることがあると、途端に「期待」「欲」が出てきてしまうんです。
許可なく私の部屋に入ってこられたり、着替えを平気で覗かれたりするのですが、そんな時「本当は無遠慮で気が使えない人なんて嫌いだ。尊敬できない。気が使えて優しくて尊敬できる親が欲しかった」
宗教活動(エ◯バです)ばかりして炊事はほぼやらず、洗濯はするが何もかもが段取りが悪く改善しようともしない、父に日常でも経済的にも頼ってばかりで身なりがみすぼらしい母を見て「立派で、おしゃれで、女としても社会人としても見本になる母が欲しかった。辛い時、エ◯バ様の教えを説くんじゃなくて、人としてのアドバイスとか、寄り添いが欲しかった。“家族のために”と家族を言い訳にして宗教にのめり込むような人を母に持ちたくなかった。社会じゃなくて宗教に居場所を見出してしまうような弱い人じゃなくて、頼もしい母が欲しかった」
パチンコに行く父を見て「どうしてそんな品のないものを好むんだろう。貧乏らしくて恥ずかしい」
実家は本当に貧乏賃貸ボロ屋なのですが「もっと実家が太ければ、立派じゃなくてもお家を残してくれれば、少しはお金に悩まずに済んだのに」……といったように、「こんな親嫌だ。もっといい親がよかった」という期待や欲が出てしまうのです。
悪口ばかり書いてしまいましたが、両親は昔と比べてだいぶ私に優しくなりました。
母は私が10代の頃は勧誘ばかりしてましたが、私が一人暮らしを6年して、心身とお金の問題で今実家に戻りましたが、殆ど勧誘しなくなりました。聞きたくないと言えばすぐ宗教の話もやめてくれるようになりました。家から駅まで遠いので、出勤退勤では車で送迎してくれます。洗濯も、不完全ですがやってくれます。
父は悪い意味で昭和の亭主関白パワハラセクハラ男でしたが、一人暮らし後はすごく優しくなり、私がありがとうをよく言うようになったら「ありがとう」を返してくれるようになりました。
「着替えを覗かないで。用があるなら声をかけて」とはっきり言ったら、やれやれ風でしたが承知してくれました。
そもそも父は宗教嫌いでしたが、「家族ばらばらはよくない」と、私を理由に離婚をやめて母の頑なな態度に折れた人ですし、私のために必死に働いて貧乏でも家がボロ賃貸でも、専門学校に行けるくらいまで稼いでくれました。優しさというか寂しさや頑固さがあるのかなと、今では理解してます。
両親なりに私に愛を送ろうとしていたのだと今は理解してます。ただ私の欲しい形の愛と、両親のできること、できる形の愛が違うだけだと、今ならわかります。
両親は山派で、私は海派で、父は雪国やアウトドア好きで私は関西やインドアやゆっくり散歩が好きで、母はおしゃれに何も興味がないけど私はおしゃれ大好きで。
両親は“よりよい生活”に興味がなくて、私は“より良い生活、綺麗なインテリア、綺麗な家、治安良くて便利な家”が欲しくて欲しくて。
両親は“何も気にしない”が基本で、私は“治安も気になるし部屋も着替えも覗かれるのも嫌だし同じものを続けて食べるのは嫌だ”で。
とにかく両親と私は気が合わない、というのも今では理解しています。でも時々、どうしても不満やイライラが出てしまうのです。
せめてお金で自立しよう、と、今資格試験にチャレンジすべく、お金が稼げる職種に転職すべく動いてます。が、元々親密感の恐れも自己嫌悪も強すぎる(根本先生に一度セッションして頂きましたが自己嫌悪が課題と言われました)ので友人もパートナーもおらず、なれない勉強はなかなか辛いです。
恥ずかしながら30代半ばなので、本当に転職できるのかという不安も大きいです。両親に感謝しよう、皿洗いとかできる手伝いをしよう、お金を渡そう、とやってますが、やはり根強く「もっといい親が良かった」という思いがあるようです。インナーチャイルドの「そんなことない!お父さんお母さん大好き!」という声と、自分の中の喧嘩?が度々起こります。
どうしたら、両親への期待や欲を完全に手放せるでしょうか。
長文、乱文になってしまいましたが、ご助言頂けたら嬉しいです。(れいなさん)
れいなさん、こんにちは。
オランダ暮らしのカウンセラー、コバヤシアキコと申します。
れいなさん、めっちゃたくさん取り組んでいらっしゃいますね!すごいことです!
とはいえ、ご自身ではまだ手放せない期待や欲に手を焼いていらっしゃる、とのことで、
私からのお返事では、
- ここまで来たことを自信にする
- 「手放す」には、まずは「認める」
- 「もう一人のインナーチャイルド」という視点
- 最初の「ビジョン」に立ち返る
というポイントでお返事してみました。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
◆ここまで来たことを、自信にする。
れいなさんの今回のご相談は、
どうしたら、両親への期待や欲を完全に手放せるでしょうか。
ということでしたが、
まず私は、ここまで手放しを進めてこられたご自身を、超褒めてあげてほしい!と思いました。
こんなにも↓、できるように、理解できるようになったんですよね。
両親にありがとうがちゃんと言えるようになりました。
両親を赤の他人、近所のおじさんおばさんと思って接するようにしたり、美味しいものや日用品で便利なものをプレゼントしたり、私は実家住みなのでお金を入れるのですが余裕がある時は多めに入れたり
お恨み帳の過程で「私は本当は両親が大好きで、仲良くしたかったんだ」と知り、おそらくとてもファザコン、マザコンです。最初は気持ち悪くて仕方なかったですが、今ではしっくりくると言うか、受け入れられています。
両親なりに私に愛を送ろうとしていたのだと今は理解してます。ただ私の欲しい形の愛と、両親のできること、できる形の愛が違うだけだと、今ならわかります。
とにかく両親と私は気が合わない、というのも今では理解しています。
本当にすごいこと!だと思うのです。
れいなさん、既にここまで本当にたくさんがんばったんだなぁ、と思うのです。
確かに、今はまだ、期待や欲が出てきてしまって苦しくなることがあるけれど、
それでも、ここまで進んできた、ということもまた、素晴らしい「価値」です。
これからさらに期待や欲の手放しを進めていくときに、
この「価値」を受け取り自信にすることも、れいなさんをとっても助けてくれるのでは、
と思うのですね。
それから、自覚していらっしゃる強い自己嫌悪を緩めるためにも、
やはりこうして「価値」を受け取るのはとてもおすすめです。
まず最初に、そんなところをご提案したいなと思いました。
◆「手放す」には、まずは「認める」ことから。
というわけで、期待や欲の手放しです。
今れいなさんは、
ご自身の中にある「もっといい親が良かった」という思い(期待や欲)に手を焼き、
何とか完全に手放そう、捨て去ろうと、もがいていらっしゃいますね。
が、実は、どんな思いや気持ちも、力業で手放すのは、ちょっと難しかったりします。
なぜかというと、
感情というのは、ちゃんと認めてあげるまで「気づいて!」と主張して、そこに居続けるし、
それでも否定して力業で手放そうとすると、ますます「その前に一度でいいから認めて!」と騒ぎ出す、
というところがあるのです。
そしてそれは、
れいなさんの「もっといい親が良かった」という思い(期待や欲)についても、同じ、なんですね。
無理やり手放そうとすると、ますます「離れるものか」と心の中に居続けてしまうのです。
今もれいなさんの中に根強く「もっといい親が良かった」という思いがあって、手放しが難航しているのは、
そんな事情もあるのかもしれません。
と、いうことは。
れいなさんが、これらの期待や欲を手放していくには、
まずは、「もっといい親が良かった」という思い(期待や欲)を、否定せずにただ認めてあげる、
ということが、実はとても大切になります。
この、認めてあげる、という一つのステップを入れることで、その後の手放しがやりやすくなるんですね。
というか、認めてあげるだけで手放せることもあるくらいでして、
「うん、やっぱり私は、確かに本当は、もっといい親が良かったって思ってきた」と認めることを目指してみると良いのではないかなぁ、
と思っています。
◆「もう一人のインナーチャイルド」として愛してあげる。
じゃ、どうやってこの期待や欲を認めていくか?です。
たぶん、この「認める」ことがまた難しいかもしれないなぁ、とも思うんですね。
だって、そうするそばから、インナーチャイルドの「そんなことない!」という声が飛んできて、
喧嘩になってしまいますものね。
私はここでは、
期待や欲を、「もう一人のインナーチャイルド」の思いとして愛してあげる
ことをご提案したいなと思いました。
インナーチャイルドって、一人だけじゃなくて良いのです。
むしろ、〇才で〇〇に傷ついたの時のインナーチャイルド、△才で△△を感じた時のインナーチャイルド、みたいに、何人もいても良いのですね。
なので、「もっといい親が良かった」という期待や欲を感じていたインナーチャイルドがいても、全然OKなのです。
(ここでは仮に、「期待と欲のインナーれいなちゃん」と命名しておきましょうか。)
とはいえ、そんなことを言われても、もうその横から、
最初のインナーチャイルドの、「そんなことない!」、「そんな期待や欲のインナーチャイルドは、いちゃダメ!」という声が飛んでくるかもしれません。
(こちらは、「愛のインナーれいなちゃん」と命名しようと思います。)
そうしたら、
そこで今度は、インナーチャイルドではなく、今の「大人のれいなさん」の登場です。
「大人のれいなさん」が、この二人のインナーれいなちゃんを、それぞれに、平等に理解し、寄り添い、認めてあげる、のです。
「もっといい親が良かった」という期待や欲も、「そんなことない!お父さんお母さん大好き!」という愛も、
どちらも、当時の(そして今に続く)れいなちゃんの紛れもない真実だと思うんですね。
なので、どちらも、大人のれいなさんが、「そうよね、そう思ってきたよね」と認め、尊重してあげるのです。
もしかすると、「愛のインナーれいなちゃん」は、
「期待と欲のインナーれいなちゃん」の「もっといい親が良かった」という思いが認められてしまうと、
お父さんとお母さんを、良い親ではなかった=悪い親だった、と認定することになる気がするのかもしれません。
そんなことは申し訳なすぎて、なんだかとてもひどい娘になってしまうような気もして、
お父さんとお母さんを「悪い親」にしないために、「そんなことない!」と言いたくなるのかもしれません。
そうやって「喧嘩」になっちゃうんですね。
そうしたら、その「愛のインナーれいなちゃん」の思いを、大人のれいなさんが理解し、寄り添ってあげます。
「あなたは本当に、愛の塊みたいな子ね。お父さんとお母さんを悪者にしたくないのよね、かわいい子ね」みたいに、
彼女の思いをぜんぶ受け止めてあげます。
同時に、「期待と欲のインナーれいなちゃん」の思いにも、たくさん耳を傾けてあげます。
どんなに大好きなお父さんとお母さんであっても、それでも、こうしてほしかった、ああしてほしかった、という思いはあることでしょう。
それら一つ一つに、「そうだよね、そうしてもらえたら嬉しかったよね」と、やはり大人のれいなさんが理解し、寄り添ってあげます。
(これは、お恨み長に書き出すのも良きですね。)
そうやってよくよく耳を傾けてあげると、もしかすると、
「こんなことを思っちゃう子でごめんなさい」みたいな言葉が、
たくさんの期待や欲のさらにずっと奥の方から、ポロっと出てくるかもしれません。
「期待と欲のインナーれいなちゃん」も、ただわがままを言っているだけではないんですよね。
本当は、自分も「愛のインナーれいなちゃん」になりたいのかもしれません。
そんなところまで見てあげられるようになると、
「喧嘩」もずいぶんと落ち着き、手放しもさらに進むのではないかと思います。
というか、
頑張って手放そうとしなくても、ご両親へのイライラも減ってきて、なんだか大丈夫、な感じになっていくのではないかなと思います。
(ちなみにこれは、文字で書かれても感覚的にはちょっと分かりづらい部分もあるかもしれません。
これは、セッションでイメージワークとしてお手伝いすることも良くありますし、私の得意分野でもあるので、
良かったらぜひご検討ください♡)
◆最初の「ビジョン」に立ち返りつつ、進みましょう。
ちなみに、れいなさんはここまで、手放しの取り組みの中でたくさんの気づきを得たり、
日常の中でも、自立を目指した行動をたくさん実践していらっしゃいますよね。
これは本当にすごいこと!とここで改めて褒めてあげつつ、
そもそも、そうやって「手放そう!」と決めて実践を始めた背景は、どんなことだったのでしょう?
ご両親を手放し自立することで、こんな未来が欲しい、こんな自分になりたい、みたいな「ビジョン」があったのかな?と想像しているのですけれども。
なぜこれをお聞きしてみたいと思ったかというと、
こういうビジョンがあると、手放しを進めるだけでなく、
資格試験や転職やパートナーシップや、そのためにも自己嫌悪を手放したり自信をつけたりなど、
れいなさんが本当に欲しいものを手に入れる、底力にもなってくれると思うんですね。
なので、ご両親の手放しはさらに進めるのと同時に、
このビジョンに何度も立ち戻ったり、さらに具体的に、さらにわくわくするものにしていったり、なんてところもやっていくと、
変化もますますパワフルに作れそうです。
そんなところも心の中に置いておけると良いんじゃないかなぁ、と思いました。
(さらっと書きましたが、実はとっても大切なことです。)
◆とっても応援しています♡
そんなわけで、いろいろ書きましたが、ご参考になる部分はあったでしょうか?
セッションでは、上でご提案したような手放しのお手伝いだけでなく、
ビジョンに立ち返ったり、より具体的にしてさらなる変化の底力にしたり、
資格試験や転職活動への自信をつけたり、親密感の怖れや自己嫌悪を手放していったり、
などなど、
「れいなさんが欲しい未来」という全体像を叶えるためのお手伝いもたくさんできますので、
よかったらぜひ、お話聞かせてください♡
ご一緒に、一つずつ取り組み、変化を作ってまいりましょう。
れいなさんの、これからのますます幸せな変化を、とっても応援しておりますね!
ではでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
(私のセッション情報は、こちらでご確認いただけます。)
◆今日の一枚。

実はカモメがメイン。

