「イラッ」と来た時に効く考え方♪

今回は、

「イラッ」と来た時に効く考え方♪

というタイトルにしました。

 

「イラッ」モーメントって、人間誰しもありますよね。

頼んだ仕事が頼んだとおりに仕上がってこなかったときとか
楽しみに残してたスイーツが、いつの間にか家族に食べられてたときとか
天気予報で晴れだったので、晴れ用のおめかしをして傘を持っていなかったら雨に降られたときとか
せっかく子供を喜ばせようとお出かけを予定したら、当日になって乗り気じゃなくてなんならぐずり始めたとか

イラッとしちゃう理由なんて生きていれば四六時中ぶち当たると思います。

 

そしてここで真面目な頑張り屋さんは、「こんなことでイラついちゃうなんて自分は器が小さい!」なんて言ってまた自分を責めるんですよね。

でも、自分を責めても気分が良くなるわけもなく、「イラッ」が増幅するだけです。

なので、結局はその「イラッ」の原因を作ったもの・人に対してモヤモヤがさらに積み重なって苦しむ、というのが世の定番コースになっていると思います。

 

では。

こんなときどうしたら心穏やかな自分に戻ってこれるか?という話です。

 

いろんな考え方・アプローチがありますが、今回は2段階の考え方をご紹介してみますね。

私自身も日頃からすっきりしやすいと感じている方法です。

 

まず1段階目。

先ほど「イラッとしちゃう理由なんて生きていれば四六時中ぶち当たる」と書きましたが、それをまずは認めるところから始めます。

だって、自分をイラッとさせる状況が全く起こらないなんて、自分ではコントロールできない他者に囲まれて生きているこの地球では不可能ですからね。

他人のいない山奥で、仙人のように一人で生きていても、天気はコントロールできません。どんなに頑張ってもどんなに理不尽に感じても、必ず何かしらが起こるのがこの世です。

ならば、それに抵抗して万事うまく行かせようとするのは、せっかくの頑張り屋さんの巨大なエネルギーがもったいないというもの。

なので、世の中は、自分にとって都合の良いことだけが起こる完璧な場所ではない、ということを、まずは潔く認めましょう。

 

そして、それができたら第2段階目。

自分が本当に叶えたかった(のに叶えられなくてついイラッとしちゃった)ことを思い出します。

先ほどの例で言うなら、

仕事の出来栄えが良くて、はぁ嬉しい☆とほくほくすること
楽しみに残しておいたスイーツが本当に美味しくて、はぁ幸せ☆とほくほくすること
晴れ用のおめかししで街を闊歩してる私、超素敵☆と自分にうっとりすること
お出かけで子供の笑顔が見れて、連れてきて良かったな☆と幸せを感じること

こんなことを叶えたかったんですよね。

嬉しいとか美味しいとか幸せとかうっとりとか、すごくシンプルでピュアな幸福感ですよね。これが欲しかったんです。

でも、何かの事情でそれが叶わなかったのです。そりゃ、悲しいってもんです。切ないってもんです。

なので、「はぁ、あの幸せを感じたかったな、でも感じられなかったな、悲しいな!」と私は今感じている、ということを認めるのです。

 

さらっと言いましたがここには一つとても大事なことがあります。それは、「○○のせい」はここではちょっと省いとく、ということです。

部下のせい、家族のせい、雨のせい、子供のせい、は今は横に置いておいて、ただ私が今がっかりして悲しいと感じている、ということだけをまずは認めます。

つまり、自分ががっかりしたり悲しかったりということと、自分が考えるその理由をここでは切り離しておくのです。

私には叶えたいこと、感じたい幸福感があった。
でもたまたま何かの事情で叶わなかった。
そして私は今悲しいと感じている。

それだけですね。

んー、残念だったぁ!

以上。です。

 

これがね、意外とすっきりするのです。

結局、本当に大事なのは、「誰のせいだったか」ではなく、「残念」とか「悲しい」と感じている自分自身の心なんですね。

なので、そこにきちんと目を向けて認めてあげるだけで、「うん、そう、そうなの、残念で悲しかったんだ、ただそれだけ」と心が落ち着いてしまって、「○○のせい」がどうでも良くなってしまうのです。

意外ですよね?でもこれ実際本当にそうなので、是非試してほしい考え方です。

そしてここまで来ると、「じゃ、叶えたかったことを叶えるために、次回からどんな対策が取れるかな?」という建設的なことに意識を向けられるようにもなってきます。

こうなったらしめたものですね。「私すごーい!また成長しちゃった☆てへ」と感じられる瞬間でもあります。

 

私たちは自分の悲しさを認める(感じる)のが嫌なので、そこから目を背けるためについ、理由として一番分かりやすい相手(部下とか家族とか天気とか子供とか)にイライラをぶつけるということをしちゃうんですよね。

そうすると、一番大事な「残念だった~」という思いがいつまでも発見されることを求めてイライラを作り続けます。そしてそれをまた相手にぶつけてしまう、それで自分も自己嫌悪、更にイライラ、という悪循環をやってしまうのです。

それでは誰もハッピーになれません。

ここは是非、「○○のせい」をいったん横に置いて、「そうだよねぇ、そりゃ残念だったよねぇ、切ないねぇ」と、自分が感じていることそのものを見つめてあげてみてください。

 

というわけで今回は、「イラッ」と来た時に効く考え方として2段階のステップをご紹介しました。

でも実はもう一つステップがありまして、次回は3段階目の考え方もご紹介したいと思います。

こちらも楽しみにお待ちいただけましたらうれしいです♪

閑話休題。

こちらは、恐らく意図的に斜めに植えてある街路樹。

雪が降るとこんな風に幻想的な姿を見せてくれますが、暖冬の今年は雪が降る気配はありません。

(写真は1年前のものです)