前回の記事「イラッと来たらちゃんと怒る!」には、いつにも増してたくさんの反響をいただきました。
お便りくださった皆様、ありがとうございます!
前回は、
- 怒りは、感じてしまったらもうそこに「ある」ので、無理やり理性で「え?私怒ってませんけど?」と思い込もうとしても上手くいきません。
- なので、怒りを感じたら、もう降参して「自分は怒りを感じてる」ということを認めましょう。
- (でもそれは、相手に感情的にぶつけるという意味ではありません)
ということをお話ししました。
で、今日は、「認めたその怒りをどう処理する(感じ切る)か?」という話です。
その方法を4つご紹介しますね。
人によって上手くいきやすい方法が違うし、同じ人でも時と場合によってうまく行く方法が変わったりもするので、その時々で使い分けるくらいの感覚でやってみてください。
(その場で、相手にぶつけるのではなく、丁寧に怒りを言葉でコミュニケーションする、という方法もありますが、今回はそれができなかった場合ということで書いてみます。)
まずは、話す。
当たり前か!と言われそうですが、やっぱり声に出して話すのは効果あります。
ちなみに、適切な方法で聞いてくれる相手がいれば一番良いですが、相手がいなくても話すことはできます。
どうするかと言うと、目の前に誰か聞いてくれてる人がいるつもりで、その人に自分の怒りを説明するのです。
この時、起こった出来事と、それについて自分がどう感じているのか、なぜそう感じたのかを、その状況を知らない人も理解できるように説明します。
ちなみにここでは、相手がどんなに酷い人なのかの説明ではなく、自分の気持ちをメインに説明するようにします(激しく怒っているときはちょっと難しいかもしれませんが、できるだけ)。
これが意外と効くのですよ。一人で架空の人物相手に話しているだけで、怒って高ぶっていた気持ちが「すん」となってしまうこともあります。
(しかも、聞いてくれる相手がいたとしても、下手にアドバイスなどされるとかえってイライラが募ったりしますよね。なので、その意味でもこの一人エア愚痴愚痴は結構使える手です。)
そして、書く。
これは、「話す」のと同じですが、声に出さずに紙に出す感じですね。
紙と鉛筆で、自分の思いのたけをひたすら書き殴ります。何時間もやっても良いです。とにかくすっきりするまで。
で、とりあえず今はもういいや、と思うまで書きなぐったら、びりびりに破いて捨てる、または燃やしちゃう。
そうやって、目の前で「この怒りはこの場はいったん終了!」とする儀式にしてしまうのです。
話そうとすると気持ちが高ぶって言葉が出てこなくなってしまうような方には、この「書く」という方法が良いかもしれません。
それから、動く。
これは、「言葉」ではなく「身体」で発散する方法ですね。
怒りのエネルギーって大きいですよね。身体というか脳みそがぽっぽと火照るような。
そのエネルギーを、身体を動かすことで効果的に処理できるタイプの方もいらっしゃいます。
ジョギングでも良いし、ジムで動いても良いし、自分が好きな方法を見つけてみてください。
それから、バリエーションとしては、一人カラオケで絶叫系の激しい曲を歌いまくるとか、もう歌うこともせずマイクにモヤモヤした思いを叫び倒すとかも良いです。
カラオケでなければ、山登りをして(エクササイズで発散)、頂上で「やっほー」の代わりに「ばかやろー!」「大嫌いだー!」などと叫ぶ(叫んで発散)、とか、海に行ってビーチを走って(エクササイズで発散)、夕日に向かって「ばかやろー!」(叫んで発散)、なんていうバリエーションも良いかもしれません。
「大声を出す」のは、「言葉」と「身体」を使ったかなり効果的な方法なのですが、場所が限られるので、やはりカラオケとか山頂とか海辺とか、ちょっと場所を選ぶ必要があるんですよね。
でも気分転換で山や海に行くのはとてもおすすめなので、人気がないところを見計らって叫んでみるのはとても良いですよ♪
というわけで、怒りを適切に出し切って処理するための、おすすめの方法を4つ、一気にご紹介してみました。
私に個人的に効きやすいのは「話す」と「叫ぶ」ですが、「書く」と「動く」も次善の策としてよくやりますよ☆
試してみられた感想も、よろしければ教えてください♪
(あ、でも、だからと言って「どんな気持ちも自分一人で処理しなくちゃいけない」という訳では全然ありませんので!
特に、一人では処理しきれないと感じるくらいの怒りの場合もありますしね。
誰かに聞いてもらう(←私もじっくり聞きますよ♪)、自分で処理する、など、選択肢は多い方が安心♪ということで、今回は自分で処理する方法をご紹介したのでした。
参考になればうれしいです。)
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閑話休題。
ツタがびっしりの建物です。