相手を責めたくなるのは、自分を責めている時

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

今日は、

相手を責めたくなるのは、自分を責めている時

というお話です。

 

例えば、

ちょっとしたコミュニケーションミスで、先方との約束が急遽予定変更になった。

しかも、自分と相手だけでなく、他にも関わってくる人がいて、

先方は、その関わってくる人達との連絡にも忙しかったのかも、なんて時。

 

実は、昨日まさにそんなことがあったんですよ。

それで思いついたネタなんですけどね。

 

こんな時、例えば、

「もー!そんなこと一言も言ってないじゃん、なんでそんなテキトーなの?!

普通こんなしょーもない間違い起こらないよね?!

(これだからオランダ人は!←笑)」

みたいに思ったとします。

 

これ、

相手のテキトーなコミュニケーション、確認不足を責めている

ように見えますが、

実は心の中では、

自分を密かに責めていて、罪の意識に慄いている時

だったりするのです。

 

あれ、私、何か確認ミスしたっけ?

もしかして、私のせいでこんなことになっちゃったのかな?

だとしたら、ご迷惑をおかけしたみんなに本当に申し訳ない、どうしよう!

きっと次に会ったら責められちゃう、怒られちゃう!

 

…そんな強い怖れがあるため、

相手から「責められちゃう、怒られちゃう」ことを避けるために、

自分は悪くない、つまり、悪いのはむしろ相手だ、ということを(自分の中で)証明しようとして、相手を責めている

んですね。

 

つまり、今回のタイトルのように、

人を責めたくなるのは、実は心の中で自分を激しく責めている時

だったりするのです。

 

で、

そうやって、心の中では自分を激しく責めつつ、表向きは相手を責めるモードになっていると、

やっぱり相手とのコミュニケーションも無意識に、あるいは意識的に、ほんのり攻撃的になりがちです。

自分は悪くないことを証明しようと、言い訳がましくなったりもしますね。

 

すると、相手にも当然そんな雰囲気は伝わりますから、

相手との関係やコミュニケーションもぎくしゃくしがちになり、

そして、そんな結果を招いた自分をさらに追加で責めたくなっちゃう、そして相手もさらに責めたくなっちゃう、

なんてことにもなりかねません。

これがまた、苦しいんですよねぇ。

 

これって、やっぱり、元はと言えば、

とても優しくて責任感が強くて、ついいろんなことを「自分のせい」と思いがち(罪悪感をたっぷり持っている)方

が、こんなスパイラルにはまりがちなんですよね。

人を責めたくなってしまうのは、実は、超いい人だからこそ、という面もあったりするのです。

 

ただ、これだとやっぱり、苦しい。

次に何かあったら、また私が責められる、という怖れがいつも心の中にある状態だと、

いつも油断せず、どんなことも注意深く、どんどん完璧主義を極めていくことにもなります。

全然気が休まらないんですよね。

 

なので、ここはちょっと緩めたい。

緩めて、自分を楽にしてあげたいわけです。

 

じゃ、どうやって?です。

 

一つの考え方として今回お話しようと思ったのは、

誰のせいにもしなくてもいい

ということです。

 

何かの出来事があった時、100%この人だけが悪い、ということはあまりありません

お互い様、なんですよね。

 

で、そもそも、

当初の目的は、最初の例で言えば、お約束事を遂行するということだったわけです。

ということは、一番大切なことは、どちらが悪いかを決めること、ではなく

リスケなり何かしらの対応をして、そのお約束事を完了すること

なんですよね。

その当初の目的に、心を集中しましょう。

 

本来は、それくらいシンプルなこと、なのです。

 

自分を責め、相手を責めるその手を緩め、

私「だけ」が背負わなくていい。

相手「だけ」に背負わせなくていい。

私にも、至らないところはあったし、相手にも同じように至らないところがあったのだろう。

のように、自分を許し、相手を許してみよう。

 

まずは、そんな意欲を持ってみられると良いかもしれません

 

ちなみに、もしここで、

「でもあっちの方が今回は責任の割合が大きかったはず」とか、

「やっぱり私は今回は全然悪くなかった、悪いのは先方だ」

みたいな気持ちが湧いてくるとしたら。

 

それは、

それだけ、私自身が自分を責めているということなんだな

みたいに、自分自身を理解してあげられたら良いな、と思います。

無意識に自分を責める思いがとても強いからこそ、「悪いのはあっち!」という思いに拘りたくなってしまう、んですよね。

それくらいの切なさや苦しさが、心の中にあるみたい、なのです。

 

ちなみに、以前の私だったら、

こんな時、一瞬で自分責め&相手責めの沼にはまり込んでいただろうと思います。

そして、それを何日も(むしろ何年も!)引き摺っていたでしょう。

なので、この苦しさって、良く分かるのです。

 

でも。

ちゃんと、そんな自分を「過去の人」にして、そこにはまり込まない自分になることはできます。

なれるんですよ!

まずは、私もそうなろう、って、決めてみてください。

それが、地味だけどとても大切な最初の一歩です。

 

それからもちろん、いつでも、お手伝いさせてくださいね!

ご一緒に、これからのあなたの、軽やかなあり方を作っていきましょう。

いつも、応援しています。

閑話休題。

いろいろキラキラで良いなぁもう!