「できない」は「やりたくない」の意味?恋ができなかった私の話

こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。

 

「○○したいのに、できない」
「本当はこうした方が良いとは頭では分かるけど、できない」

みたいなお話は、セッションでも良くお聞きします。

その葛藤が苦しくて、そんな自分がほとほと嫌になってしまうんですよね。

 

この、「できない」、ですが、

意外と、「やりたくない」の意味であることも、あったりします。

今日は、そんなお話を、恋ができなかった私の体験談を例にお話してみようと思います。

 

私はずっと、誰かとお付き合いしても、

この人のこんなところが素敵、あんなところが素敵♡
この人と一緒にいられるのが幸せ♡

みたいに、相手の男性をハートの目で見るような、いわゆる「恋」が「できませんでした」。

 

むしろ、

相手を「男性」としてみることができない!

と思っていたんですね。

相手の男性にしてみれば、とても失礼な話ですけれども。

 

で、私はいつもそれを、

この人に男らしさが足りないから、私はこの人を「男性」としてみることができないのよ

のように、「相手のせい」だと思っていました

 

(で、そんな状態なので、もちろんどの恋愛もうまく行きませんでしたし、

満たされた幸せ感からは程遠いのに、「世の中の男性ってこの程度、恋愛なんてこんなもの」とクールに諦められるのが大人なんだと無理やり信じようとしていました。

数少ない男性読者の皆様、ごめんなさいー!

なんかこう、「ガサガサ」、「パサパサ」な感じの生き方でしたね。←分かりにくいかな)

 

ところが。

冒頭の、「できない」は「やりたくない」の話です。

 

実はこれ、

私が、相手の男性を男性として「見たくない」と思っていたのです。

「見たくない」から、「見れない!」ということに自分でしていたのです。

 

何故、そんなややこしいことをしていたかというと。

相手を「男性」として見てしまったら、「恋」をしてしまうわけです。恥ずかしいのです。

自分が「女」になってしまうのです。怖いのです。

自分から相手を好きになってしまったら、相手に「負け」てしまうようで、悔しいのです。

そんなことは、プライドが許さないのです。

そんな、自分の心の繊細な部分を他人に見せるなんて、恐ろしくてできないのです。

 

また、

「恋」をするような「女」になってしまったら、また母にいちゃもんをつけられる

という怖さもありました。

さらには、その一方で、

私が「女」になってしまったら、充分「女」を楽しめなかった母に申し訳ない

という罪悪感もありました。

 

なので、

この人、なぜか全然「男」に見えないのよね

ということにし、

だから、残念だけど、そこまで男を感じないあなたを、そこまで好きになることはできないの

ということにすることで、

「勝とう」としていたのです。

簡単には恋に落ちない「強い人」風な鎧を何重にも着こむことで、

自分の心の一番柔らかい部分を守ろうと必死だったのです。

同時に、母から自分を守り、母を守ろうともしていました。

 

結局、相手の男性に男らしさがあるかどうか、は、最初から問題ではなく

そもそも、私が、相手を「男性」として「見たくなかった」、ということなんですね。

相手を「男性」として「見れない」ということにしておくことで、

勝てる、自分を守れる、母を守れる、(そんな気がする)、という様々な「メリット」があったのです。

なので、無意識に、相手を「男性」として「見れない」という前提(問題)を作って、

自分で勝手に「ガサガサ、パサパサ」になっていた、のです。

 

こんな風に、

「できない!」と悩んでいることは、

実は自分に、他に叶えたいメリットがあって、自分で作り出している状態

ということが意外とあったりするのですね。

もー、なんということでしょう~!

 

恋愛に限らず、こんなお話は本当に良くあります。

 

もし今、あなたが、できない~!と悩んでいることがあるとしたら、

実は、「できない」ことで叶えたいこと、守りたいこと、メリットが他にあって、「やりたくない」のかも?

だとしたら、私は何のメリットがあって「できない」ことにしているんだろう?

と自分に問いかけてみると、自分の意外な本音や姿が見つかるかもしれません。

(ちなみに、「メリット」は一つだけとは限らず、私の例のようにいくつもあることも良くあります。)

 

そうやって、自分の本音に繋がれると、今度は、

そんなメリット/本音があるなら(そんなに怖いなら、そんなに恥ずかしいなら、そんなに守りたいなら、etc)、そりゃー仕方ないよね、

と自分を受け入れる(自己肯定する)こともできるようになります。

「できない」自分や、実は「やりたくない」「やるのが怖い」自分を、責める必要がなくなるんですね。

 

また、できない、その状態が苦しい、という膠着状態を抜けていく突破口も見つかってきます

自分をバージョンアップし、生きやすさを感じるようになったり、男女問わず何だかモテるようになったり、いろんなことがうまく行きやすくなったり、

パートナーシップ(恋愛・結婚)の話であれば、相手との関係をぐっと深められるようになったりもします。

そんなことができるようになった自分をさらに好きになって、認めてあげることもできますね♪

 

やっぱり、「問題」は、「チャンス」なのです♪

 

そんなわけで、

恋が「できない」と思っていた私の話

から、

「できない」の本当の意味は、「やりたくない」なのかも

そして、「やりたくない」にはそれ相応の理由(叶えたいもの、守りたいもの、などのメリット)があるものなので、

それを知ってあげられると前に進みやすくなりますよ♪

というお話でした。

 

そして、その「できない!」ところから進んでいくお手伝いも、いつでもさせてくださいね!

一人でぐるぐると考えている時は気づかない視点や視座から、ご一緒にあなたの「本当のところ」を見つけ出してあげましょう。

 

あなたが自分の真実と繋がり、自分を自由にしてあげられますように。

いつも、応援しています。

閑話休題。

線路が好きです。