割り込みされたり、
席のスペースをもっと開けろとアピールされると、
つい戦って、ぐったりと疲れてしまいます。

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。
オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に
寄せられたご相談にお返事します。
戦って、勝って、守ろうとしているのは何でしょう?
戦わなくてもだいじょうぶな自分になれると良いかもしれません。
◆ご相談:「変なところで戦って、自分を消費してしまうのはどうして」
変なところで戦って、自分を消費してしまうのはどうして
いつもお世話になっています。
育休を経て、仕事復帰をしたら、電車やバスに乗るだけで、公園に行くだけで、戦おうとしてしまいます。
電車で並んでいても、老若男女問わず、電車が来た途端、私の前にきて順番抜かしをする人がいて、私も負けずにその人の前に行きます。もう本当におかしい人はそれでも私の前に来るんです笑、そういう時は諦めて譲るんですけど負けた気持ちになります。
またバスに乗ってたら、体格の大きい方、おじさんおじいさんがよく隣に乗ってきて(細くて優しそうに見えるので選んでると思います)、じろりと「え?もっと寄って?」みたいな顔されるのですが、私が別に大きく座っているわけでもないので「いやあんたが太ってるんやで、縮こまるのそっちな」と言いたくなります。そんな視線も無視してます。また、放置子というのでしょうか、公園や遊び場で、誰かに遊んでほしい小学生や年長さんくらいの子どもにもよく声をかけられます。
はっきり「まだ娘は1歳で小さいから一緒に遊べないし、面倒みてるから遊ばないよ」と断ります。それでも着いてくる子は、こちらも休日は貴重な娘と遊べる時間やのに何で他の子と遊ばなあかんねん、と無視しています。私の人生にそういう戦う要素とか、私の平和な日々を脅かしてくる変な奴いらんねん!というのが本音です。
こういう人たちと出会った日はどっと疲れるんです。出勤時は出会わないのに、何故か帰り道に出会って、今日は仕事でいいことあったのに、変な奴に心乱されてる!こんな私、いや!私が引き寄せてるの?なにが原因だろう…クヨクヨ、ウジウジ考え込んでしまいます。家庭も職場も、有難いことに、根本さんやお弟子さんのおかげで、本当に平和で恵まれている日々と思います。
ロケットランチャーを使った日には、chat GPTでアウトプットしたり、夫に聞いてもらったり、娘にスリスリしたり、家事をサボったりして、通勤や公園での戦いの傷を癒してます。家庭も、仕事でも、武器を置いたのに、なんで変なところで戦って勝ち負けを気にしちゃうんでしょうか?
こんな不毛な戦いに費やす体力気力があるなら、大事な家族に美味しいご飯を作りたいし、娘と一緒に遊ぶ時間を増やしたいです。
小さなことでクヨクヨしてお恥ずかしいのですが、アドバイスいただけますと幸いです。(ゆいさん)
ゆいさん、こんにちは。
オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。
小さなことでクヨクヨしてお恥ずかしいのですが、
と書いてくださいましたが、ぜんぜん小さなことでもないし、恥ずかしいことでもないですよ!
こういうのって、ほんとに心を削られるんですよね(涙)
変なところで戦って消耗しまう、とのこと、私も似通った経験があるのですが(我らは武闘派)、
ゆいさんの場合、こういうことが起こるようになったのは、
育休・仕事復帰後、なのですね?育休に入られる前は、そんなことはなかったのでしょうか?
そして、なぜかいつも帰り道だけ、なんですねぇ。
ここはぜひいろいろお聞きしながら探っていきたいところですが、
ブログ記事でのお返事なので、想像をたくましくしながら進めてみます。
私からのお返事では、
- なぜこんなことが起こるのか?実際、何が起こっているのか?
を想像しつつ、
- 戦わなくてもだいじょうぶな自分になる
ことをご提案してみましたよ。
私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡
◆なぜこんなことが起こるのか?実際、何が起こっているのか?
まずはご相談文を元に、私なりにいろいろ想像しながら、
なぜこんなことが起こるのか?実際、何が起こっているのか?
を考えてみたいと思います。
想像①「優しい」のは確か。
まず、ゆいさんも書いてくださっている通り、
優しそう
に見えるのは確かなんじゃないかなぁ、と思います。
ほっそりとして優しそう、とのことで、
反撃されなそう、譲ってくれそう、寂しさに寄り添ってくれそう、
みたいな印象を与えやすいのかな?と。
さらに、
もし、特に育休後にこうしたできごとが起こるようになったのだとすると、
育休を経て、ゆいさんの母性がましましになって、もともとお持ちの優しそうな雰囲気に磨きがかかったのかな?
なんて想像もできるかもしれません。
で、その優しそうな雰囲気自体は、ゆいさんの素敵な魅力であり価値だと思うのですが、
そんな優しいゆいさんも、割り込まれたり、もっと寄ってとプレッシャーを感じると、戦闘モードのスイッチが入る感じ、
でしょうか?
また、こういうできごとは、出勤時には起こらず帰り道だけ、というのは、
出勤時は「お仕事モード」(ある意味戦闘モード?)なのだけど、帰り道には「母親モード」(優しい雰囲気全開)になるのかな?
なのでやはり、帰り道の方が割り込みなどを経験しやすくなるのかな?
なんて想像もできるかなぁ?と思いました。
想像②戦いはまだ続いている?!
また、
家庭も、仕事でも、武器を置いた
とのことですが(おめでとうございます!)、これは、どんな戦いだったのでしょう?
何か、共通するテーマなどはあったりしましたか?
というのは、もしかすると、
今も何かしら、戦ってしまうテーマが残っているのかな?
そして、家庭や職場では武器を置いたので、今度は「職場からの帰り道」に場を変えて、
今も戦っていらっしゃるのかな?
なんてふうに、また想像してみたのでした。
じゃ、今はいったい何のテーマで戦っているのか?ですが、
家庭や職場での戦いの歴史を振り返ったりして、ご自身で思いつくことは何かあるでしょうか?
ぜひそこもお話をたくさんお聞きしてみたいです。
そして、
またまた私の想像によるお話は、次のポイントに繋げてお話してみますね。
想像③何のテーマで戦っている?
というわけで、「戦い」のお話です。
戦いって、「何かを守ろうとしている」ということだと思うんですね。
勝てれば守れるけど、負けたら守れない、みたいに。
そして、
その「何か」は、自分にとってとても大切なものなので、負けるわけにはいかないし、
負けたら負けたで、守りたかったものが大切なものだからこそ、長くくよくよと考え続けてしまったりもします。
だとしたら、
ゆいさんが戦いに勝って、守ろうとしているのは、何だと思いますか?
例えば、
自分の順番とかスペースとか時間とか=つまり自分の存在とか尊厳
だったりするでしょうか?
(ちょっと大げさな言葉に聞こえるかもですが。)
割り込みをされたり、寄ってよとプレッシャーを感じたり、時間を奪われたりすることは、
自分のスペースや時間などが侵害されたようにも感じます。
自分の存在とか尊厳が、正しく尊重されなかったように感じるんですね。
自分が正しく尊重されないって、とても悔しくて悲しいもので、それが「負け」のように感じるのかもしれません。
そして、戦って「勝つ」ことで、相手に自分の扱いを改めさせ、尊重させることができた満足を得たくなるのかもしれません。
つまり、②で触れた「何のテーマで戦っているのか?」は、もしかすると、
自分の存在価値・尊厳(を守るために戦っている)
なのかもしれません。
やっぱりちょっと大げさな表現に聞こえますけどね。
想像④なんでそんなに疲れちゃうのか?
そして、こういう人たちに出会った日は「どっと疲れる」のはなぜか?
というと、
例えば、③からの流れで、
いつ自分の尊厳が脅かされるか分からない状態で、自分を守り続ける疲労とか、
負けて(存在・尊厳を軽く扱われて)傷ついて、やはり疲弊した心の状態とか、
などはやっぱりあるかなと思います。
また、
そうは言っても、ただ慈悲の心で譲ってあげられればいいのに、
それができずについ戦ってしまうことへの「罪悪感」も、
ぐったりとした疲労感に繋がるのかもしれません。
優しい方は、罪悪感もたんまりと持ちがちなんですよね。
そんなところからも、①からしても、ゆいさんはとってもお優しい方なんだろうなぁ、
と思うのです。
◆戦わなくてもだいじょうぶな自分になる。
と、いろいろ想像しながら書きましたが、
どこかしら、かすりそうなところはあったでしょうか?
上で触れた通り、少なくとも、
優しい雰囲気が自然とにじみ出るし、実際とっても優しい、というのは、
ゆいさんの素晴らしい魅力であり価値だと思うんですね。
なので、それはもうどんどん受け取っていただければ良いんじゃないかと思います。
そして同時に、
「戦わなくてもだいじょうぶな自分」になっていけると良いのかな、と思うのですね。
それは、「戦わなくても、勝たなくても、大切なものはちゃんと守れてる状態」でもあるし、
それはつまり、「周りからの侵略を、侵略とすら感じない状態(侵略が効かない状態)」でもあるし、
それはつまり、「勝ち負けの土俵よりも上のステージで、高みの見物ができる状態」でもあります。
すると、
ゆいさん本来の優しさはそのままに、職場からの帰り道も平和に帰ってくることができ、
お家で美味しいご飯を作ったり、娘さんと楽しく遊ぶ時間も無理なく作れるようになると思うのです。
そのためにも、まずは、
やはり上で触れた「何のテーマで戦っているのか?」、「何を守るために戦って勝とうとしているのか?」を、
解明できると良いなぁと思います。
今回お話した私の想像がかすっていそうでしたら、そこを深めていけると良いですし、
お話をお聞きすることができれば、また異なる視点を見つけてそこから深めることができるかもしれません。
そんなところを、ゆいさんにはご提案したいなぁと思いました。
◆とっても応援しています♡
そんなわけで、想像多めなお返事となりましたけれども!
こういう「戦い」って、
自分ではほんとにしょうもないことに感じるし、その割に心を削られるし、
そんなことをやってる自分もほんとに嫌になっちゃうし、
ほんとイヤ!なんですよね。
(私もさんざん戦ってきましたので…遠い目)
でも、「しょうもない」ことって一つもありませんし、
そこには必ず「理由」があるものですし、
そこを抜けて到達したい次のステージがあるもの、です。
なのでゆいさんにはぜひ、
このお悩みを自分責めの材料としてではなく、ご自身がさらにバージョンアップする機会として、
使っていただけたら良いなぁ♡その時の、晴れ晴れとした爽快感を味わってほしいなぁ♡
と思っています。
戦いの謎解きや、その先の世界作りなど、
お手伝いできることもたくさんありますので、良かったらお話聞かせてくださいね!
ではでは、お読みいただき、ありがとうございました♡
コバヤシアキコ
今日の一枚。
夜の灯りも良き。