ココロノマルシェ「こんなどうしようもない私は、どうしたら自分のことを心から認めて受け入れられるようになれるでしょうか?」~ご相談

「こんなどうしようもない自分」を
受け入れることがどうしてもできない時は、
どうすれば良いでしょう?

ご相談にお返事します。

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

「自分を受け入れたいのにできない」

今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。

自分を受け入れたいのにできない

こんにちは。相談させてください。

私は 自分のことを受け入れたいのに 受け入れられない・認められないことについて悩んでいます。

例えばよくあるのは、他人と比較して落ち込みます。
「なんで自分はあの人のようになれないのだろう」が頭から離れなくて できない自分を受け入れられません。
別のことに集中して切り替えようとしても すぐこの思考が戻ってきます。

おそらく、できない自分を認めてしまったら、絶望感を味わうことになるため 受容できないのかな?と思っています。

絶望感とは、もう、自分にはこの先 それを手に入れることができないという絶望感や、この先、こんな自分で生きていくしかないという絶望感などです。

これらを感じたくないから、受容したいのにできないという綱引き状態になっているのかなと思いました。

また、その思考の中で「今までが失敗作な人生だったから これからも老いるだけだし、何も楽しくない失敗作人生が続く」といった信念のようなものができてしまっています。

「これが私だからしゃあない!」と口に出しても「しゃあないじゃない!それじゃ嫌だ!!」と強情な自分がいて、自己肯定感を上げるための魔法の言葉も木っ端みじんです…。

ちなみに、私の性格としては 昔から負けず嫌いでプライド高い頑固者です…。
小さい頃から 頑張り屋・努力家・真面目と周りからは言われていました。

…そしてもはや そんな自分の素質すら 受け入れたくない、そんな生きづらい性格いらない、と思っちゃう始末です←

こんなどうしようもない私が、どうしたら自分のことを心から認めて受け入れられるようになれるでしょうか?

ご回答いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

(はなさん)

 

はなさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

自分が受け入れられない、認められないのは、苦しいものですね。

はなさんのもどかしさ、やるせなさが、ご相談文から伝わってくるようでした。

 

今回、私からは、

  1. 「できない自分」だと、どう困っちゃうんでしょう?
  2. はなさんが受け入れようとしているのは、実は「自分」じゃないのかも?!

という2つの視点をご提案をしたいと思います。

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

そもそも、「できない自分」だと、どう困っちゃうんでしょう?

まずはここからいきましょう。

 

はなさんは、

できない自分を認めてしまったら。絶望感を味わうことになる

と書いてくださいました。

 

あの人のようになれない

と、何がいけないのでしょうか?

「あの人」って、どんな人なんでしょう?

きょうだいを投影するような人だったりしますか?

あの人のようになれないことが、なぜそんなにも悲しいのでしょう?

あの人のようになれたら、何が手に入るのでしょう?

 

この先 それを手に入れることができない

としたら、何に困ってしまうのでしょう?

逆に、手に入ったら、何が可能になるんでしょう?

親とか上司とか、周りの人に愛されるとか?

 

こんな自分で生きていくしかない

ことに、なぜそんなにも絶望してしまうのでしょう?

「この自分」では、なぜそんなにもダメなんでしょうか?

例えば、今までに、そのままの自分では愛されない、みたいに感じたできごとがあったのでしょうか?

 

セッションなら、まずはそんなところをお聞きしてみたいなと思いました。

 

このあたりのことが分かると、

受容したいのにできないという綱引き状態

も、ほどきやすくなるんじゃないかと思うんですよね。

 

はなさんが、

そのままの自分を受容するわけにはいかない理由が、

見えてくるのではないかなと思うのです。

 

はなさん、ご自分にめっちゃ厳しいですよね?!

それから、次の視点です。

 

はなさん、ご自分にめっちゃ厳しいですよね?!

なんか、めーーーっちゃ、厳しいですよね?!

 

ご相談文の中でも

できない自分

こんな自分(で生きていくしかない)

失敗作な人生

こんなどうしようもない私

という感じで、

ご自分を、なんかもう「全部ダメダメで、何の価値もないやつ」くらいに見ていらっしゃるように感じましたが、

(そして私が切なくなっちゃいましたが)、

どうでしょう??

 

で。

もし、その「全部ダメダメだ」ということを「受け入れ」なければならないとしたら。

 

そりゃーあり得ないほどの絶望を感じるし、

そりゃー全力で抵抗しちゃうだろうと思うのですよ。

それを受け入れちゃったら、もう生きていけないくらいのダメージになると思うのです。

 

なので、

今、はなさんが「受け入れたいのにできない」と感じられるのは、

ごくごく自然なことだと思います。

そんなの普通に無理!です。

 

…でも。

じゃ、どうやって自分を受け入れてあげれば良いのでしょう?

「自分を受け入れる」って、どういうことなんでしょう?

 

そこを考えるために、

今、はなさんの心の中で起こっていることを、もう少し見ていきましょう。

 

はなさんは、「自分」ではなく、「ラベル」を受け入れようとしているのかも?

上で、

今、はなさんは、ご自分を「全部ダメダメで、何の価値もないやつ」くらいに見ていらっしゃるみたい、

と書きました。

 

ここで、めちゃめちゃ大事なことがあります。

 

それは、

はなさんが「自分を受け入れよう」としている時、

受け入れようとしているのは、「自分」ではなく、

この、「全部ダメダメで、何の価値もない」みたいな、「判断」とか「評価」の方になっているのかも

ということです。

 

「自分」を受け入れるのではなく、

はなさんがご自身に(無意識に)くっつけていらっしゃる、

「どうしようもない」「失敗作」などの「ラベル」の方を受け入れよう(同意しよう)としている感じ

です。

 

で、実は、意外かもしれませんが、

自分が思う「どうしようもない」「失敗作」などの「ラベル(判断・評価)」って、

「自分」とは無関係、

なんですよ。

 

自分自身が、無意識にそう思い込んで強く結びつけているだけ、なんですね。

 

でも、無意識のうちに、すごくすごーく強く結びつけているので、

「自分」を受け入れようとすると、「どうしようもない」「失敗作」などの「ラベル(判断・評価)」を受け入れることになる気がして、

絶望を感じ、強い抵抗を感じる、んですね。

 

でも実は、自分を受け入れるからと言って、

「どうしようもない」「失敗作」などの「ラベル(判断・評価)」の方を受け入れる必要は、ない

のです。

 

じゃ、「自分」を受け入れるって、何を受け入れるの?

じゃ、

「どうしようもない」「失敗作」などの「ラベル」を受け入れるのではないとしたら、

そこで受け入れるべき「自分」て、何でしょう?

 

それは、

「どうしようもない」「失敗作」みたいな厳しい目を、つい無意識に自分に向けて、

自分をめっちゃ低く評価しがちなわたし

という感じです。

 

すごく簡単に例えると、

「ブスなわたし」という、主観による判断を受け入れるのか、

「私はブスだ、と私は自分で思っている」というただの事実を受け入れるのか、

の違いです。

 

「ブスなわたし」は、自分が無意識に主観で見ている自分自身のイメージ、ですよね。

「ブスな」は、「わたし」に自分でくっつけたラベル(判断、評価)なのです。

一方の、「私はブスだ、と私は自分で思っている」は、今現在の自分の事実、です。

 

で、

受け入れるのは、「私はブスだ、と私は自分で思っている」という、今現在の自分の事実の方

なんですね。

 

ちなみに、「受け入れる」というか、

「そっかぁ、私は自分のことをそう(ブスだと)思ってるのかぁ」と、ただ「知る」

感じが近いです。

(自己受容って、「自分を知る」ということなんですよ。)

 

なので今回のはなさんのご相談で言えば、

「今の私は、めっちゃ厳しい基準で自分を見ていて、

『できない自分』『どうしようもない自分』『失敗作な自分』のように

自分をけちょんけちょんにしがちみたい」

という事実(ご自分の現在地)を受け入れる、ただ知る、のが、

自分を受け入れる、ということになります。

 

でも、「自分に厳しい」なんて、たぶん思えない、かなぁ・・・

とはいえ、ここまで読んでいただいて、はなさんは今、

「自分に厳しいんじゃなくて、私は客観的に自分の真実を見てるし、

自分が『できてない』『どうしようもない』のが事実だということもちゃんと分かってる!

だからこそそれを受け入れようとして、でも受け入れられなくて苦しんでるのに」

のように感じていらっしゃるかもしれないな、とも思います。

(そうじゃないといいな!とも願ってますけども!)

 

だとしたらどうしようかなぁ、

どんな言葉をお伝えすれば、はなさんの心に触れられるかなぁ、

と思いながら書いていますが。

 

小さい頃から 頑張り屋・努力家・真面目なはなさんは恐らく、

ご自分が思っているより本当はずっと「できている」し、

そこまでの「失敗」もしていないし、

むしろ何ならだいぶイケてるんじゃないかと思うんですよね。

 

でも、

はなさんは、なぜかご自身に対してめーっちゃ厳しい基準をお持ちなので、

「できてる」なんて思えないのかもしれません。

 

普通に考えればマイナス0.1点くらいのことでも、

ご自身の基準でマイナス98点くらいに評価してしまうのかもしれません。

そして、「マイナス98点が、世の中のすべての人が私に見る真実だ」くらいに感じていらっしゃるのかもしれません。

 

なので、セッションであれば、

いつからそんなに「自分はできないやつ、失敗作」だと思うようになったんでしょうね?

ご両親からそう言われたことがあったのでしょうか?

きょうだいと比べられたり、学校生活で何かしら悔しい思いをしたことがあったのでしょうか?

というあたりからお聞きしながら、

なぜ、そんなにも厳しい基準でご自身を判断するクセがついたのかな?

ということを見極めたいなぁと思いました。

 

そうやって、

はなさんがご自身に向けているめっちゃ厳しい評価基準の背景が分かったり、

そうしてしまう理由が分かってくると、

自分を受け入れるということもまた、できやすくなるんじゃないかな?

と思うのですね。

 

長くなりました!

お伝えしたいことがたくさんあって、

こんなに長くなっちゃいました!

 

自分を受け入れるって、本来は全然苦しいことではありません。

苦しい時は、ちょっと視点をずらすと良さそうだよ?というサインです。

自分に対する誤解を解くとか、思い込みを外すとか、

誤解や思い込みに隠れて、自分が全然知らなかった「本当の自分」を知るとか、

そういうことを通じて、するっとできるようになるものです。

 

私からのお返事で、そのへんのヒントを得ていただけたら良いなと思いますし、

もし直接お話を聞かせていただけたら、

ご一緒に、

はなさんが「受け入れる」べき、ほんとのほんとのご自分の姿を見つるお手伝いもできると思います。

もし良かったら、お話聞かせてくださいね♡

 

はなさんが、真に受け入れるべき「本当の自分」を見つけられますよう、

心より応援しております。

 

お読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

(私のセッション情報は、こちらでご確認いただけます。)

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

ツタが色づく季節です。