ココロノマルシェ「人といるとどっと疲れてしまいます」~ご相談

相手との距離感や感情のやり取りに、
人といるとどっと疲れてしまう。
という方、多いのでは?!

 

自分迷子な大人女子さんに、「わたし」を生きる最高のよろこびを。

 

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

 

「人といるとどっと疲れてしまいます」

今回は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談にお返事します。

人といるとどっと疲れてしまいます

ココロノマルシェにいつもお世話になっています。

親密感のおそれが強く、恋愛も怖くなってしまったので、乗り越えるためにいろいろやってみようと思っている者です。先日根本先生のカウンセリングでは、私について、幼少期にお姫様でいられず武士になったケースとお話をいただき、姫トレーニング中です。

過干渉な母の影響で小さい頃から感情を殺して周りを優先する振る舞いをしてきました。一見それなりに友人がいるように見られるのですが、自分の本音を出せる人間関係があまりないのが悩みです。

今回の相談内容は、友人と1日キャンプで過ごしてみたところどっと疲れてしまったことです。

友人とは数年前にたまたまアウトドアで知り合いました。何となく気が合う感じがしており、何度も一緒に過ごして、泊まりで出かけたこともあったのですが、今回は以下のような場面にすごく負担を感じました。私のきつい部分が出ていると思いますが、正直な言葉で相談させてください。

①食べたいもの、寄りたいお店など、「何でもいいよ」と言い、自分がどうしたいか言わない。
②自分で考えて行動しない。常に私にお伺いを立てるか、私の指示待ちでぼーっとしてる。
③運転中、細い道に差し掛かると「は?え?これ対向車来たらどうすんの!?」などと、文句を言う。
④夜中に風が強いことに気づいた私が補強の作業をする➡︎気づかなくてごめんね、と言われる➡︎私は全く気にしていなかったので、大したリアクションをしなかった➡︎帰宅後に改めて謝罪メッセージがある
⑤並んで歩く時の距離が近い、パーソナルスペースに近づきすぎる
⑥体臭がきつい、、、
⑦年々太って巨大化している
⑧私が断っても、ガムや食べ物などをすすめてくる。

①②について今までは、友人の意見がないのはさみしいけど私の行きたいところに合わせてくれるからまあいいか、くらいに思っていましたが、今回は少しは考えてよ!と感じました。

③は、どう答えたらいいのかがわかりませんでした。私に話しかけているわけじゃないなら、巻き込まないでほしいし、できれば無視したいくらいでした。その時は、お互い譲り合うしかないんじゃない?と答えましたが、車の狭い空間で聞かされる文句って正直苦しいです。もし私が運転していたなら、道細いなーと思っても自分の判断で対応します。私には自己完結ぐせがあって、かつては文句を言う人の気持ちが感覚的にわからない傾向があったで、このような他人の文句に寄り添えないのかと思います。

④については、私は何も気にしていなかったので、繰り返しごめんねと言われると、重く感じました。ごめんねと言わせる気持ちにさせてしまった私が悪いような気分になるので苦手です。

⑤〜⑦はどうして負担に感じたのか、自分ではさっぱり意味がわかりません。

⑧は、「ありがとう、普段からガム食べないからいらないよ」など、私は一度断っているのに、こちらの意向を無視してすすめてきます。よかれとと思っているでしょうが、私はとてもうんざりしてしまいます。過干渉な自分の母親と重なって、自分が尊重されてない気分になるので苦手なんだと思います。1度断ったことは受け入れてほしいです

これらは前から友人に感じていたことではあるのですが、今回はどっと疲れてしまいました。気の合う友人と思っていただけに自分でも戸惑いました。どれも私が自分を出せていなかったり、親密感の恐れの強さが関係した出来事のかなと思っています。

④とか⑧については、友人に見捨てられ不安があるのかなーとも感じました。

この友人のことは嫌いとまでは思いませんでしたが、今回のことでかなり気持ちが重苦しいのでまた自然に会いたい気持ちになるまでは無理に約束はしないでおこう思っています。

この友人に限らず、私は恋人ともこのような場面で苦しくなりやすいですし、普段から何時間も人と一緒にいると大変疲れやすいです。もっと楽に人付き合いできるようにはどうしたらいいですか?

(ともさん)

 

ともさん、こんにちは。

オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコと申します。

キャンプでは、なかなか疲れる経験をされましたね(汗)。

今回私からは、

  • 武士(自立)のともさんの、依存のお友だちへの不快感の話
  • 過干渉のお母さんの影響による、心理的・物理的な距離感の話

の2つの視点から考えつつ、

  • 「これが今の私」でも意外と大丈夫だったりもしますよ?!
  • お友達に「姫」の見本を見る?!
  • お母さんとの関係について

の3つのご提案をしてみました。

私のお返事はこちら↓です。お役に立てれば嬉しいです♡

 

「それはだいぶ疲れそうだわぁ…(遠い目)」と思いました。

ともさんは、師匠根本のカウンセリングも受けたり、ココロノマルシェなども使って、

ご自身について既にとても理解を深めていらっしゃいますね!

 

また自然に会いたい気持ちになるまでは無理に約束はしないでおこう思っています。

というところなどは、

自分軸で行動を選ぶこともできていて、素晴らしい!!

と思いました。

 

で。

ご相談文を読んで、私は、

うへぇ、そらだいぶ疲れそうだ…(遠い目)

と感じたのが正直なところです。

 

今回、お友だちと1日キャンプで過ごしてみたとのこと。

これまでも泊まりで出かけたこともあったとのことですが、

キャンプって、普通の泊りのお出かけより、さらに密な時間・空間を一緒に過ごすことになりませんか?

 

確かに実際、

他の人たちよりも気の合うお友だちなのだろうと思うのですが、

一日みっちりキャンプで一緒に過ごすと、

これまではそんなに気にしないで済んでいたことが気になったり、

新たに気づいたこともあったのかもしれないな、と思いました。

 

過干渉母育ちの武士(自立)なともさんには、ちょっと負担のある経験だったのかもしれません。

で、さすが賢いともさん、

①~⑧に整理してまとめてくださいましたので、

それに対応させて私の見方をお話してみますね。

 

ざっくり言うと、

  • 武士(自立)のともさんの、依存のお友だちへの不快感
  • 過干渉のお母さんの影響による、心理的・物理的な距離感の話

の2つに集約されるかな、と思いました。

 

①、②←自立と依存のお話

このお友達は、武士の(自立的な)ともさんからすると、だいぶ依存的な方のようですね。

自分で考えて動く(人を頼らず自己完結する)ことを座右の銘としているともさんからすると、

お友達に対して、

ぼーっとしてないで、自分でももうちょっと考えてよ(私に何から何まで面倒見させないでよ)、

のように思ってしまうのは、仕方ないんじゃないかなぁ、と思いましたよ。

 

③、④、⑤、⑧←過干渉母との距離感と、自立と依存のお話

まず、

もともと過干渉なお母さんの元で育ったともさんは、

自分の心理的・物理的スペースを侵されることに敏感なのでは?と想像します。

自分のスペースを守るために、城壁を築いていらっしゃるんじゃないかと思うんですよね。

 

そうやって、普段から人との間に距離を置き、

本当の自分や本音はなかなか出さないでおくのが、

今のともさんにとっては「安心」で「安全」と感じられるのではないかなぁ、

と思います。

それが親密感の怖れに繋がるんですよね。

 

が、③の車の中って、

おっしゃる通りとても狭い=物理的な距離が近いですね。

そんな中でネガティブな感情を投げつけられたら(心理的な距離も詰まってしまったら)、

まぁ不快よねぇ、と思いました。

 

で、ここで、

お友達から投げつけられた不満・文句を、無視して流してしまうことで、

心理的な距離は取っておく、ということもできたはずなんですよね。

実際、「できれば無視したいくらい」だったんですしね。

 

それでも、

「お互い譲り合うしかないんじゃない?」と、とても真摯に対応してあげたのは、

めっちゃ頑張りましたね!

と思うのと同時に、

ともさんは、そんな風にお母さんの感情的な面倒も無意識に見ていらっしゃったのかな?

とも想像しました。

それでお友だちにもつい、無視できなくて対応してあげちゃったのかな?と。

 

ちなみに、流さずに対応してあげる、というところでも、

武士(自立)のともさんが、依存のお友だち(の文句、不満)の面倒を見てあげる

という構造があるようにも見えます。

 

また④のエピソードでは、

「重く感じました」と書いてくださっています。

ここには、何度も謝罪をすることで心の距離をぐいぐい縮めてこられたことへの不快感もあるかもしれません。

 

そして⑤は、物理的な距離感の方ですね。

ともさんがリラックスできる距離の境界線よりも内側にお友達が入ってきて、

ともさんの安心・安全が侵されたように感じるのかな、と思いました。

 

それから、⑧の例でお話しくださったのは、

「私の意向」という境界線を分かりやすく踏みにじられた不快感かな?と思いました。

 

⑥←私は、他人の体臭は普通にイヤだけど。。

体臭は、まぁ、普通にイヤ、かな・・・(笑)と思いますが、

何か「体臭」に結びついている記憶があったりしますか?

 

⑦←体型そのもの?太っていく、ということ?

太っている方全般に何か思うところがあるのでしょうか?

それとも、どんどん太っていっている、ということに結びついた思いが何かあるのでしょうか。

 

・・・という感じで私は見てみましたが、

ともさん的には、どうでしょう?

ヒントになることはあったでしょうか?

 

今の距離感のままじゃ、恋愛も人付き合いもうまくいかない?

で、ともさんの今回のご相談は、

もっと楽に人付き合いできるようにはどうしたらいいですか?

ということでした。

 

こんな風に、友人や恋人など、人と時間を過ごすと疲れて苦しくなりがちでは、

これからも恋愛も人付き合いもうまくいかないのでは?

というご心配からのご相談かな?と思ったのですが。

 

ちょっと私のお話をはさませていただくんですが、

私も、過干渉オカン育ちなんですよ(マイルドな方ですけどね)。

なので、他人からは100万光年の距離を取ってきましたし、親密感の怖れもガチです。

 

が、

それでも「あれ、なんか、この人は大丈夫」という男性と、パートナーシップを築いています(そろそろ7年経ちます)。

意外と気疲れしない友人もいます。

 

それって、

「私はこれくらいスペースが必要な人」という「自分の仕様」を、

自分で認めちゃったからできるようになったこと、

なんですよね。

 

(自分の仕様については、こんな記事を書いたこともあります↓)

「私はこんな仕様なの♪」で人間関係は相当楽になる
今回は、 「私はこんな仕様なの♪」で人間関係は相当楽になる というお話をしてみます。 例えば、朝がとっても苦手だとします。 なので、実を言うとお友達とのランチの約束も12時より13時くらいの遅めの集合がありがたい。 でも、普通はランチの集合と言えば12時が常識なので、それに合わせるしかない。 ま、仕...

 

「もっと普通の距離感で人と過ごせるようになろう」としたり、

「こうやって人と過ごしても疲れない人になろう」とすることを、

やめたのです。

 

そしたら、

こんな距離感の私でもなんか大丈夫な人とのご縁ができました。

 

ちょっと前には、

友人と一緒に旅行してるのに、私が日中の単独行動を希望し、

旅行中に時間を一緒に過ごしたのは実質夕ご飯だけ、という訳の分からないこともやりました。

 

自分が、「これじゃダメなのでは」と思っているだけで、

意外と、結構、大丈夫、だったりもするんですよね。

 

なので、

ここで一つご提案するとしたら、

「これがわらわの距離感(仕様)なのじゃ、みなのもの、よろしくね♡」

みたいにして、姫トレーニングに組み込んでみるのはどうでしょう?

 

姫ですから、むしろ周りもその方がしっくりくるんじゃ?

と思ったりもします。

 

依存のお友達から姫術を学ぶとしたら?

それから、また別の視点で見てみると、

今回のご相談のお友達からも、姫術を学ぶこともできるかもしれません。

 

敢えて、指示待ち、自分で考えない。

で、相手にゆだねてみる、のです。

 

武士(自立)になるために抑圧した姫の部分を、もう一度自分に許してあげる感じです。

お友達は、そのお見本、なのです。

 

武士(自立)になったともさんからすれば、

依存の彼女は「シャドウ」ということになるので、

めっちゃいやだと思うのですが、敢えてご提案してみます。

 

もちろん、お母さんとの関係・感情を整理するのも◎

それから、

ここまで読んでいただいて、

過干渉のお母さんとの体験が、ともさんの心理的・物理的な距離感に大きく影響していそうなことも

お分かりいただけたかな、と思います。

 

なのでもちろん、

お母さんとの間にある記憶や感情を整理していくのも大いにありだと思います。

整理が進むほどに、人付き合いで疲れることも減っていくのでは、と思いますよ。

 

そこは、師匠根本の神業カウンセリングも、

ココロノマルシェも私たち弟子カウンセラーたちも、

ぜひじゃんじゃんご利用ください♡

 

応援しています♡

長くなりました~!

 

めっちゃ賢く、ご自分に真摯に向き合い、周りの人にも誠実にあろうとしていらっしゃるともさん、

とっても魅力的だと思います。

 

そんな魅力的なともさんの、これからの恋愛や人付き合いが、

ともさんにとって楽ちんで楽しくて幸せなものになりますよう、心から応援しております。

 

いつでもお話聞かせてくださいね!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました♡

コバヤシアキコ

 

(私のセッション情報は、こちらでご確認いただけます。)

 

今日の一枚。

(インスタグラムより)

秋の色もきれいですこと!