こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。
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今日は、
「不安」との付き合い方
というお話です。
不安を感じる対象にもいろいろありますね。
私が長いこと持っていたのは、
居場所や持ち物などを、誰かに「奪われる」ことへの強い不安
がありました。
それから、良くお聞きするのは
人に「嫌われる」「嫌われた」のでは、という不安
「死」への不安
などもありますね。
「不安」というのは、自覚できていない時が一番大変です。
その不安に飲み込まれて、パニックになってしまうんですよね。
私なぞは、ある時この「奪われる」不安に盛大に飲み込まれまして、
一日中何も手につかず、ソファの端っこに縮こまって座って、頭から毛布をかぶって震えていたことがあります。←どんだけ、って思うでしょ(笑)
また、そこまでではなくても、心の中には常にその不安があるので、
例えば、何かをどこかに忘れてきたとき、
「あ、忘れてきちゃった!」ではなく、
「あの場にいた誰かが、間違えて(あるいは故意に)持っていっちゃったのかも」
みたいな、「奪われる」ことが前提の発想になりがちでした。
そういう発想って、人間関係や日常生活にも影響しかねないのは簡単に想像できますよね。
これ、他人事として聞くと、
「またそんな、大袈裟な」とか、
「え、大丈夫なのそれ?」
みたいに思えるじゃないですか。
でも、本人に「私にはこういう不安がある」という自覚がないと、先ほどの私の例のように、
「恐ろしい何か」が今にも自分を飲み込みに来る、みたいな恐怖で頭が真っ白になってしまったり(それでソファで震えて過ごすことになったり)、
無意識に人を疑ったり人を遠ざけたり(そのせいでムッとされたり、誤解されたり)、
みたいな形で、
自分では何だか良く分からないけど、なんかいろいろうまく行かないし、苦しいし、ただただ怖い
なんてことにもなったりするんですね。
なので、
「不安」との付き合い方としては、まず初めに、
「私は、強い不安を持っている」と自覚すること
が、とても大切なんですね。
…なんですが。
「自覚する」という最初のステップが、自分ではなかなか難しいことが結構あります。
本人からすると、「恐ろしい何か」が今にも自分を飲み込みに来る、というのは、
ただの「不安」ではなく、これから実際に起こる「本当の未来」のように感じているわけです。
だからこそパニクっちゃう、わけですし。
なので、なかなか難しい所ではあるんですが、
自分でできる、一つおすすめの方法は、
不安度を数字にしてみる
というのがあります。
怖い怖い怖い!と感じたら、
「この怖さは68点くらいかな」
「今の怖さは92点くらいいってるな」
のように、もちろん主観で良いので、自分の中で数値化してみるのです。
すると、
「その不安を感じている自分」を比較的、客観的に自覚できるようになります。
それだけでも、心がちょっと落ち着くと思います。
(ちなみにこれは、例えば「怒り」を感じたときに、一旦冷静になるためのテクニックとしても使えますよ♪)
で、そうやって心に余裕を作りつつ、本丸にも取り組んでみます。
その不安の正体は何なのか
どうなることが怖いのか
なぜ不安に感じるのか
などを紐解いて、自分の不安に向き合い、昇華・解放していくんですね。
これは、強い不安を感じても、パニクらない「しなやかな心」を作る作業でもあるし、
その不安も自分の一部として受け入れられる「器」を作る作業でもあります。
そしてこれができてくると、「不安」が「不安」でなくなっていきます。
そうすると、それがまた一つ大きな自信となり、人生のステージを上げていくことができるんですね。
なので、
そのさ中にいる時は、とても苦しく怖ろしく感じる「不安」、ではありますが、
やっぱりこれも、自分の生き方、あり方を変えるためのチャンス、でもあるんですよね。
そう捉えていただいたら良いな、と思います。
ちなみに、
「不安」に関するお話は、セッションでも良くお聞きします。
お話しする中で、皆さん、
「あぁ、実は私はそんなにも強い不安を感じていたのか」
と自覚できるようになったり、
既に自覚していたところから、
「あぁ、それで私はこんなにも強い不安を持っていたのか」
「これが私の不安の正体だったのか」
と、自分への理解をさらに深めて、次に進んでいかれます。
ちゃんと、抜けていけるものなのです。
(越えられない問題はない、と言いますが、抜けられない不安もない、のです。)
もし今、あなたが何かについて怖さや不安を感じていらっしゃったら、
良かったら、お話聞かせてくださいね!
一人ではなかなか抜け出せない「不安の渦」からするっと抜け出し、
その不安と上手に付き合える、「しなやかな心」や、心の「器」を作っていきましょう♪
いつも、応援しています。
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閑話休題。
きらっきらのお花屋さん。