こんにちは、頑張り屋さんの女性を自由にするカウンセラー・コーチ、コバヤシアキコ@オランダです。
なぜか人にいいように使われたり、
こちらが不愉快になると知りながら軽くバカにしたことを言われたり、
なんで私は人からなめられるんだろう?
と感じたことのある方はいらっしゃるでしょうか?
私自身が長いことそう感じて、たくさんの怒りをため込んでいたのですが、今日はこれを、
自分が自分を見る目
という切り口からお話してみます。
すごーく簡単に言うと、
何故か私は人からバカにされる、なめられる
と感じる時って、
「私はそんな扱いが相応しい」
と、自分が自分の価値をだいぶ見くびって過小評価している、ということが結構あるんですね。
自分で自分のことを、
「どうせこんな私だから、その程度の扱いになるんだよね」のように感じていると(意識しているかどうかは別として)、
仮に、相手にはそんな意図は何もなかったとしても、相手の行動を
「ほらやっぱり、(私が自分をバカにしているように)この人も私をバカにしているんだ」
という風にどうしても解釈しがちになります(心理学では「投影」と言います)。
そして、
この「解釈」も、意識してそう解釈しているというよりは、もう心の中で自動的に行われているので、
自分としては、「ほらやっぱり、この人も私をバカにする」という思いは、とても自然で疑いようのない「真実」のように感じます。
(もちろん、実際にバカにしていることもあると思いますが、
それ以上、必要以上に、知らないうちに、「投影」によって心が反応しまくっている、ということも良くあるのです。)
また、心の中に「こんな私は、その程度の扱いが相応しい」という思いがあると、
「今度はいつ、誰が私をバカにしてくるんだろう?」
と、心が臨戦状態になります。
自分を、そんな忌々しい出来事から守るために、そう感じる出来事への心のセンサーがどんどん磨かれていくんですね。
すると、「心地良い出来事」よりも、「バカにされている(と感じる)出来事」を、心のセンサーがどうしても拾いやすくなるので、
結果として、自分の目の前の現実が、「またなめられた、バカにされた」という出来事でいっぱいになっていきます。
ある意味、無意識にそういう出来事を引き寄せてしまうんですね。
なんてことーーー(涙)
じゃ、どうすれば?といういつもの話です。
一つには、
「どうせ私はこんな扱いが相応しい」というセルフイメージを自分が持っているらしい
ということに、まずは「気づく」のがとても大切ですね。
恐らく、「そんなセルフイメージ、私は持ってないけどなぁ?」という感覚の方も多いと思うのですが、
これに気づけるだけでも、現実が変化し始めることもあります。
また、このセルフイメージを、
「私は、優しく心地良い扱いが相応しい人」という風に書き換えていく
のも、とてもおすすめです。
それには、
周りからの、優しく心地良い扱いに、意識して反応する(受け取り上手になる)ことで、
嬉しい扱いや、心地良い出来事の方に反応する心のセンサーを育てていったり、
自分の価値や素敵な所をどんどん見つけてあげることで、
「こんな素敵な私は、素敵な扱いが相応しい」と思えるようになっていったり、
なんていうのはおすすめですね。
受け取り上手になって、嬉しい扱いに反応する心のセンサーを育てる、なんていうのは、
もう今からでもできるので、是非やってみてほしいです。
それから、自分の価値や素敵な所をどんどん見つけてあげる、というのも、
今からメモ帳に書き出していただいていいですよ!
その行動力が、現実を変えていきます♪
それから、
自分ではなかなか気づかないような目線からも、たくさんの価値や魅力を見つけていく、というのは、
まさにこのワークショップでもやりますので、便利にご利用いただけたら良いな、と思います。
また、さらに別のアプローチでは、
そもそもなぜ、「どうせ私はこの程度の扱いが相応しい」というところまで、自分の価値が信じられなくなってしまったのか
というところを掘り下げ、その切ないセルフイメージを解除して書き換えていく、
という方法もありますね。
これには、自分で内観をしていくのも良いですし、セッションではまさにこういうことをしたりもします。
いつもお話していますが、
私たちは、必ず、例外なく、全員が素晴らしい価値のある存在です。
「この程度の扱い」が相応しい人は、一人もいません。
ただ、今まで生きてきたどこかで、心地良い扱い、嬉しい扱いを自分に許すことができなくなってしまっただけ、なのです。
「この程度の扱い」じゃなくても、いい。
まずは、そうやって自分に伝えてあげるところから始めましょうか。
そして、一歩一歩、自分の住む世界を変えていきましょう。
(それから、今日のお話から、
「セルフイメージとかじゃなく、絶対にあの人は私をバカにしてる、許せない!」
なんて思いが湧いてきた方もいらっしゃるかもしれません。
すごくすごく、悔しい思いをされたんですよね。
でも、空気を読んで、いろんなことを慮って、我慢してあげたんですよね。
すごくたくさん頑張ってあげたんですよね。
「自分ばかりが悔しい思いをする」んじゃなくても、良いのです。
その苦しさ、悔しさ、悲しさから、ご自分を自由にしてあげませんか。
そのモヤモヤから、ご自分を解放してあげませんか。
良かったら、そのお話を、そのまま聞かせてくださいね!
いつも、応援しています。)
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閑話休題。
とあるカフェの、304番テーブル。