いつも、自分以外の誰かのご機嫌取りで疲れてしまう。
という方は、頑張り屋さんには結構多いのではないでしょうか?
「誰か」というのは、
- パートナー(夫、彼)だったり
- 子供だったり
- 母親、父親だったり
- 職場の同僚だったり
身近な「誰か」のことが多いですね。
ご機嫌取りで疲れてしまう方は、「お察し上手」のことが多いです。
相手の雰囲気や、ちょっとしたしぐさや目線や声のトーンや(あるいはもっとあからさまな態度もありますが)などから、相手のご機嫌が手に取るように分かってしまうんですよね。
そして、こうやってつい周りの誰かのご機嫌取りをしてしまう、できてしまう方って、
誰かが不機嫌そうだったりすると、それがあたかも自分の責任であるように感じている
ことも多いです。
私の何かが悪かったから、この人はこんなに不機嫌なのかも?
私、何か悪いこと言ったっけ?悪いことしたっけ?
のように、相手の不機嫌な態度から、自分が責められているように感じるのです。これも本当に無意識に、自動的にそう感じちゃうんですけどね。
で、そう感じるからこそ、すごく頑張って相手のご機嫌取りをすることにもなります。
そうやって、神経をすり減らしながら行動するので、どうしても疲れてしまうんですよね。
で。
ここで何が起こっているかというと、一つには、
相手の問題を、自分の問題にしている
とうことがあったりします。
本来、相手のご機嫌は、相手の問題のはずです。
でも、お察し上手な方が、つい相手のご機嫌取りをしてしまう時って、
その「相手の問題」を「自分事」として引き受けてしまっている時、背負いこんでいる時、
なんですよね。
自分と相手の境界を超えて、相手の領域に踏み込んでいる
相手が自分で自分の問題を解決して成長するチャンスを、実は奪ってしまっている
とも言えます。
そう書くと、「なんだか私、ただのお節介なの?」なんて感じてしまうかもしれません。
でも、元はと言えば、「優しいから」こそ、ついやっちゃうこと、なんですよね。
誰かのご機嫌取りをして疲れてしまう方って、それはもう優しい方、なのです。
ただ。
もし、その優しさが、相手が自分で自分のご機嫌を取れるような成熟した人間になるチャンスを奪ってしまい、
そして、自分も体力をすり減らして疲れてしまう、
なら。
そのあり方は、変化のタイミングを迎えているのかもしれません。
私は、誰かのご機嫌より、まずは私のご機嫌を優先する。
相手は、自分の力で自分のご機嫌が取れる(ようになる)ことを信頼し、任せる。
そうやって、自分は自分のことに集中し、相手の問題まで背負い込むことを手放していくことで、
相手と自分の間に健全な境界線を育てていけると良いですね。
そうすると、相手との関係もずっと楽ちんになっていきますよ♪
まずは私がハッピーであって良い。
そんな許可を、あなたが自分に出してあげられますように。
いつも応援しています。
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閑話休題。
桜の次はチューリップ!