今回は、前回の続きということで
続・「イラッ」と来た時に効く考え方♪
ということでお話してみます。
前回、「イラッ」と来た時の考え方として、2段階の考え方をご紹介しました。
- 生きていれば「イラッ」とくることは必ずある、なので「イラッ」モーメントをなくそうと頑張るのは大人しく(笑)諦めて、そういうものだと理解する
- 「○○のせいでイラッと来た」の「○○のせい」はとりあえず横に置いておいて、「叶えたかったこと・感じたかった幸福感が感じらなかったことについて、私は残念で悲しく思っている」ということをきちんと認識する
の2段階ですね。
これができるだけでも、「イラッ」の腹の虫はかなり収まるはずです。「○○のせい」も意外とどうでもよくなっちゃうと思います。
というお話でした。
この2段階でもかなり楽になると思うのですが、今回は更にそこから進んで、ちょっと照れくさいけどますます自分が好きになれちゃう(笑)こと請け合いの、3段階目についてお話したいと思います。
それは、「そんなに残念に感じるほど頑張ったモチベーションは何だったんだろう?」というところに目を向けてみるということです。
例えば、前回「イラッ」とモーメントの例として挙げたのはこれらです。
- 頼んだ仕事が頼んだとおりに仕上がってこなかったときとか
- 楽しみに残してたスイーツが、いつの間にか家族に食べられてたときとか
- 天気予報で晴れだったので、晴れ用のおめかしをして傘を持っていなかったら雨に降られたときとか
- せっかく子供を喜ばせようとお出かけを予定したら、当日になって乗り気じゃなくてなんならぐずり始めたとか
最初のお仕事の例なんか分かりやすいですね。
この場合、お仕事の出来栄えが良くなくて「イラッ」としたわけですが、そんなに残念で「イラッ」としたその背景には、「素晴らしいお仕事でお客様を喜ばせたい」などのモチベーションがあったんですよね。
それだけ情熱を注いで良いものにしたいという意欲があるからこそ、出来栄えが期待通りでなかったことに「イラッ」としてしまうのですから。
逆に言えば、お仕事に何の情熱も意欲もない人はここで「イラッ」とすることはありません。
そう考えると、「あら~?こんなに熱意を持ってお仕事に取り組んじゃって、仕事の出来栄えに一喜一憂してる私、可愛いな~、えらいな~!」と思えてきませんか?
そういうことなのですよ。
それから、最後の子供とのお出かけの例も分かりやすいですね。
せっかくお出かけを予定したのに、肝心の子供が全然楽しそうじゃなくて「イラッ」。
この背景には何があったかと言えば、「子供に楽しい時間を与えたい」というモチベーションがあったんですよね。「子供を喜ばせたい」、それだけのことだったんです。なんて愛情深い父親・母親なんだろうって思いませんか?
こう考えると、「イラッ」と来ちゃう自分て良いヤツだなー!と思えてきます(きますでしょ?)。それだけ意欲とか愛情に満ちたやつなんですよね、この頑張り屋さんの自分というやつは。
それから、2つ目と3つ目の例。これらは仕事とか子供ではなく、相手は「自分」です。
でも、基本は同じです。
この自分という人は、美味しいスイーツとか楽しくおしゃれすることが大好きなんですよね。
その自分を喜ばせたかったんですよね。美味しいものとか楽しいことが大好きな自分を喜ばせたかったんです。
それってなんて素敵なことだろう、って思いませんか?それだけ、好きなものが与えてくれる喜びへの感受性が高くて、そんな自分に対しても深い深い愛情を持ったやつなんです、あなたという人は。
そして、こんな風に考えてみると、「じゃ、その目的を達成するためには、別の方法に切り替えても良いかもね?」なんて発想も得られるようになります。
- 仕事の出来栄えを良くしたいなら、相手の得意分野をもう少し理解して相手のやりやすい方法でお願いしてみるとか、
- 食べたかったスイーツと同じくらいの特別感を感じられる他のスイーツをわくわくしながら開拓してみるとか、
- この際、お洒落なレインコートとレインブーツと傘を一式揃えちゃうとか、
- 今日のところはどうやら近所のスーパーに歌を歌いながら出かけるだけでも子供が楽しそうならそれで万々歳!とか、
いろいろありますね。
つまり、当初思い描いた予定通りに事が進まず「イラッ」としたのが、別に予定通りじゃなくても大丈夫になって選択肢がぐんと広がるのです。
それって、相当余裕があって、あら素敵☆と思いませんか?
ここまでくると、「イラッ」とモーメントの処理能力が格段に上がるので、目の前の出来事にいちいち振り回されなくなります。
これは心が本当に楽ちん!なんですよね!
頑張り屋さんにとっては、こんな楽ちんな世界があったんだー!と感じられるとても素敵な世界なので、前回の2段階の考え方と合わせて、是非試してみて欲しいなと思っています♪
最後に3段階をもう一度まとめると、
「イラッ」とモーメントは生きていれば必ず起こるものなので撲滅の努力はさっさと諦め、
「○○のせい」はとりあえず横に置いて、自分は今悲しいと感じてることをただ認め、
そもそも「イラッ」と来ちゃうほど情熱や愛情を持って取り組んでいる自分、素敵!と褒めまくる。
これです。
参考になればうれしいです♪
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閑話休題。
これはBIROという小型の電気自動車。歩道に求められるくらい小さくて可愛いです。
市内の小さな道など、車が入れないところもすいすい運転できるので、アムステルダムでは良く見かけます。