自分の気持ちを伝えるのは、「相手に変わってもらうため」ではない。

こんにちは、オランダ在住カウンセラー、コバヤシアキコです。

母への怒り、コンプレックス(容姿、能力、異性・同性)、自分が分からず自信皆無。

全てから逃げてアメリカ⇒トルコ⇒オランダを流れ歩いた、早稲田女(ワセジョ)でエリートになり損ねた元ベリーダンサーのカウンセラーがお贈りする、

「人生迷子な頑張り屋さんが、本気でわたしの人生を取り戻す」カウンセリング

自分の正直な気持ちを、我慢も遠慮もせず相手に伝えていいんですよ、

というお話を今までにもしています。

 

で、今回は、

そうやって、自分の正直な気持ちを相手に伝えることの「目的」

についてのお話です。

 

例えば、

相手がこちらに伝えてきた何かしらの言葉に傷ついたとします。

その時、「自分の正直な気持ち」として、

「その言い方は、悲しいな」

のように伝えてみるわけですね。

 

「あなたのその物言いは間違っている」のように、相手を断罪するのではなく、

「私は〇〇と感じる」のように、自分を主語にして、自分の本当の気持ちを伝えます

 

で。

 

こうやって、

「私は〇〇と感じる」と伝えることの目的って、何でしょう?

というのが今日のお話です。

 

例えば、その思いは、

私は悲しく感じる(だから、あなたがその言動を改めるべきだ)

でしょうか?

 

そこでは、

(だから、あなたがその言動を改めるべきだ)が本音、ですね。

言葉には出していないとしても。

 

でも、

相手が言動を変えるかどうかは、相手次第です。

こちらにはどうすることもできません。

 

なので、

(あなたがその言動を改めるべきだ)

という思いは、

相手への「期待」であり、「コントロール」ということになります。

 

んで、

「期待」とか「コントロール」というのは、多くが裏切られるもの、です。

上記の通り、相手が言動を変えるかどうかは相手次第、ですのでね。

なので、(叶わない期待で自分が苦しまないように)「期待」は手放しましょう、というところまでがセットになってきます。

 

では、

相手に変わってもらうためではないとすると、

また最初に戻って、

「私は〇〇と感じる」

と伝えることの目的って、何でしょう?

 

これは、

私自身が私の本当の気持ちを大切に扱うため

なのです。

 

相手が言動を変えてくれるかどうかは関係なく、

私が悲しいと感じたその「事実」を私が尊重し、

私自身が、そう感じた自分の味方であることを自分に示すために、

「私の気持ち」に声を持たせてあげる

んですね。

 

もちろん、

結果として相手が何かしら言動を変えてくれたら、それはそれで嬉しいことです。

でも、上記の通り、本来の目的は「自分のため」なんですね。

 

で、

この「本来の目的」を意識していると、

相手が言動を変えてくれなくても、意外と心は落ち着いて平和を感じることができます。

 

本当に心が満たされるのは、

相手が言動を変えてくれることよりも、

「自分が自分の味方である」ことを、行動を通して自分自身に示してあげること

なんですね。

 

とは言っても、

相手に変わってもらうことを期待せず、自分で自分の味方になってあげる、というのは、

これまた悔しかったり切なかったりすることも多いです。

それも良く良~く分かります(涙)。

 

なんですが、ひとまずここは物は試しで、

「自分のため」を意識しながら、自分の本当の気持ちをコミュニケーションしてみること

やってみてください。

意外と満たされる感じが、意外と感じられるのではと思います。

 

それから、もし、

「私の、こんな場合はどうなんですか?何を伝えればいいんですか?

変わってほしい、って、やっぱり思っちゃいけないんですか?」

といった疑問があれば、是非セッションで聞かせてくださいね!

 

こういった疑問を感じられるということは、きっと既に、たくさんの悔しい思いや理不尽な思いも重ねていらっしゃるでしょう。

そんな思いも、一つ一つ昇華していきましょう。

そうやって、あなたの事情に応じた突破口を、ご一緒に見つけていきましょうね。

 

あなたが、あなた自身を何よりも大切にできますように。

いつも、応援しています。

閑話休題。

お花の向こうに素敵な建物。